遺書。

死ぬまで生きる。その記録です。毎日、午後9時更新。

死ぬほど怖い。

 今日は色々と恐怖を感じる。例えば、ある人が故人だというだけで自分が死ぬことを考えて恐怖を感じ、少しでも都市の変化に関するニュースを聞くと、例えば東京の今というだけで寓居の立ち退きを想起し、そんなことはできないと恐れ戦く。

 今朝も午前1時過ぎに汗をかいて目が覚めた。それから、すぐに滝のような汗が吹き出す。税理士さんに相続税の申告に際し債務として扱うから母が死んでから払った実家の公共料金の領収書を出すようにと言われているのだが、電気料金のものが1枚もない。

 ひょっとして電気代を払っていないのだろうか、実家の電気が止まっているのではないだろうか。電力会社が開くのは午前9時なのに、そんなことが気になって、そして怖くて仕方がない。

 午前9時に電力会社が開くと同時に電話をし、領収書の代わりとなる支払い証明書の発行を依頼し、ホッと一息ついたら領収書が出てきた。これが該当する領収書ではないかと再び電力会社に電話をし、違うということで支払い証明書を、そのまま出してもらう。そういう無駄な手続きもした。

 いちいち大袈裟… かつて、心臓が針の筵の上で転がされているような感じがしたとき、ネットストーカーが私への攻撃に使った言葉だ。しかし、今も、私の取り上げ方が大袈裟というのではなく、感情が大袈裟に反応してしまう。

 他方で、味覚は全く駄目になった。味がしない。味がしないとコーヒーのコクや茶の渋みも感じられない。まさかコーヒーを白湯のようにゴクゴク飲むようになるとは思いもよらなかった。食感と温度は感じるので、味はしないが冷たくて皮がパリッとする最中アイスを食べるのが唯一の楽しみだ。

 シャワーも浴びられない。滝のような汗をかいているのに神経が持たないので身体が洗えない。そもそも汗が引くときがないし疲れ果てて風呂場に行こうとすら思えない。身体がペタペタして気持ちが悪い。昨日、書いたが、書類を書いていて用紙の下の方に行くと、手の油が紙に写ってインクが載らない。

 相続関係の書類を作るが(税理士さんに言われて書いているのだけど、そんなものが必要なのか)緊張が強くて直ぐに神経が参ってしまう。手が震えてペンは持てないのでPCで作る。気分転換に朝の連続テレビ小説を観ようとするがイライラして30秒で手を上げてしまう。横になって休もうとするがジリジリして休まらない。

 食べる楽しみもなければ身体も清潔に保てず、何も良いことはない。それなのに感情ばかりが際立ち、1日が終わるとボロボロに疲れている。今も滝のような汗の中にて恐怖に慄いている。そして、眠りに就いても悪夢に魘されて汗ばんで目が覚める。もう、こんな生活は終わりにしたい。

 今日の命の危機70%。死のうとは思わないが、死を実感として感じてしまった。滝のような汗は夜まで引かず、これだけ感情が際立っていると些細なことがショックで死ぬような気がする。午後になって少しはマシになるかと思ったら夜まで続いている。今晩は眠れるのだろうか。