遺書。

死ぬまで生きる。その記録です。毎日、午後9時更新。

頭が混乱して何をしているのか判らない。

 混乱しながら、喫茶店で、これを書いている。それまでは税理士に出来上がった相続税申告の申告書の説明を受けていたのだが、家を出るのが異様に大変だった。訪問看護来ても起きられず、出る時間を過ぎても食事も摂れずに横になっていた。

 待ち合わせの近所の大手町駅構内にドトールがあるので、そこで昼食を摂ることにしたのだが、疲れ果てていて自分が電車に乗っている意識がなく、気が付いていたら、とんでもなく遠くまで乗っていた。ドトールでも時間の観念がなく、着いたのは待ち合わせの時間寸前だった。

 ドトールで誰かが鞄を落としたので拾ったのだが、誰が鞄を落としたのかを見た人も無視。あの人ですよとくらい教えても損はないのに。結局、落とした人が判らなくて店員に預けた。今日は、他にも世間は冷たいなぁと思うことが何度もあった。

 税理士には実際にできた申告書を見ながら説明を受け、30分ほどで終わった。このまま帰ろうか迷ったが、何か良いことがないと「釣り合い」が取れない気がして喫茶店に来ることにした。

 大手町の、かなり神田に近いところにいたのだが、喫茶店に行くか帰宅するか、何線に乗るか、かなり迷う。渋谷に行こうと思い半蔵門線に乗ろうか迷うが、半蔵門線は、ほとんど乗ったことがない。

 半蔵門線の路線図を見ると、渋谷方面なのに九段下から半蔵門を通る。なんか遠回りな気がするし、乗り慣れている千代田線に乗ることにする。それでも、やはり、どこを走っているのか乗っていて判らなくなった。

 行きに乗り過ごしたので、乗り換えの表参道駅だけは間違えないように気を付けた。半蔵門線に乗り換えても銀座線に乗り換えても良いのだが、半蔵門線は渋谷で地下の深いところに着くので銀座線に乗る。しかし、いつも表参道駅での乗り換えは複雑ではないのに覚えない。それよりも、表参道、表参道と、そればかり考えていた。

 

 店に着く。机上のカレンダーは11日を示している。先月は21日以来、シャワーを浴びなかったので外に出ていないから、もう1ヶ月以上、来ていないのではないか。しかし、何か普段ならではの「寛ぎ」がないのだ。

 今日は、店に着いたときは、まだ店の外までは行列はできていなかった。店員が定期的に何人連れか訊いてきて、独りだとカウンターに通してくれるので他人と来なければ待ち時間は少ない。私が、よく来ているからというのもあるかもしれないが。

 しかし、こんなところで、こんなことをしていて良いものかと思う。税理士から貰った書類も整理しなくてはならないし、家の中は、もう必要な書類が出てこない有様だ。何をしているのだろうと思う。家に帰る気が重い。

 それでも、店にいるうちは、まだマシである。入店したときは、消えたい、なにもかもなくなれば良いのに、その一心だった。これから家に帰ると、また同じ気持ちになるのだろうか。ここで、スマートフォンでBlogを書いてしまって良かったのかもしれない。

 もう1時間以上いる。帰ります。