遺書。

死ぬまで生きる。その記録です。毎日、午後9時更新。

どん底からの回復(小林エリコ『この地獄を生きるのだ』を読んで)。

 今日は田町にある精神科へ通院。今日、読み終わった本の影響で、「精神科」という言葉を積極的に使いたくなる。普通の町のメンタルクリニックなのだが、今月で閉院となる。週に1回の通院なので、あと1回で終わり。

 

 朝から家にいると不安で仕方がなくて、早めに家を出て、クリニックの近所の区立三田図書館で暇を潰すことにする。Twitterの友達に、区民席があっていいですよと言われ、楽しみにして行ったのだが休館。

 幸い、読みたい本が区立図書館になく、私自身が購入して持ち歩いていたので、図書館が入る複合施設の1階のベンチで、それを読む。皆、すぐに席を立ってしまうので、なぜだろうと思ったら、座り心地・居心地が悪い。

 

 持って行ったのは、小林エリコ著『この地獄を生きるのだ』。最初は暗い話で、しかも、自分と体験が重なる。追体験というより、身につまされて、最初の方は、読んだら気持ちが悪くなってしまった。それでも、何とか読み進むうちに、明るいトーンに。

 私の感想は、敢えて書かない。最終的に、小林エリコさんは、生活保護を受けた時期もあるが、社会復帰を果たす。小林エリコさんのTwitterをフォローさせていただいているが、Amazonのレビューが100件を超えたとかで、NHKが番組で取り上げたときのツィートが流れてきた。そちらに取材した感想が載っているので、参照されたい。

 

 社会復帰されたといっても、小林エリコさんも病気が完治されたわけではない。Twitterのツィートを眺めていると、今でも苦しんでいらっしゃるのが伝わってくる。しかし、その、精力的で前向きな姿勢は、ぜひ見習いたいと思う。

 このBlogを始めていたのかどうか忘れたが、私も、私を虐待(と主治医は言う)した母親を3月26日に亡くし、それから、なぜかビビッたような緊張で立っているのも怖いという状態が続いた。なぜか、この本を読んだら、そこから回復している自分に気付いた。あるいは、この本は、他人をどん底から回復させる力があるのかもしれない。

 

小林エリコさんTwitter

 

小林エリコさんBlog「エリコ新聞」

erikoshinbun.hatenablog.com

 

 

P.S. 今日、私は希死念慮に苛まれた。小林エリコさんが希死念慮について語っている記事を、ご参考まで。

www.huffingtonpost.jp