遺書。

死ぬまで生きる。その記録です。毎日、午後9時更新。

「私の話2019」序。

写真はInstagramより。

 

 「カクヨム」で発表していた小説が削除されていることに最近、気づいた(削除は3月)。削除予告のEメールを読まなかったのだが、市販されている楽曲の歌詞が掲載されているという理由らしい。

 発表した雑誌も、未だにバックナンバーが発売されている、あまり読まれていない作品である。トータル150枚の小説なので何日かかるか判らないが、この「はてなブログ」では歌詞の掲載許可を包括で取っていただいているので、ここに分けて掲載することにする。

 今日は通院日。また午前5時前に不安で目が覚める。不安と希死念慮が強く、しばらく動けなかった。スマートフォンでclusterのフレンドリストを見たら、知っている人が何人か集まっているので話に混ぜてもらい、気を紛らわせて、午前11時を過ぎて起きた。

 今日は命の危機80%。午後になると良いのだが、午前中は、本当に苦しかった。今、ボロボロに疲れている。小説は最下段に。きしべのあざみ (id:azamibrog) さんに素晴らしい講評を書いていただいたのだが、それも消えてしまい残念だ。

 

 

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   序

 闇の中から意識が浮き上がってくる。外では人々が活動する音が聞こえ、もう、いい時間であることが伺える。しかし、起きようと必死に身体を動かそうとするが動かない。意識で抗えるものならいいが、眠いわけでも億劫なわけでもない。どう足掻こうが夜も付けたままの腕時計すら見ることができない。そのときの感覚というのは焦りではなく恐怖だ。悪い事態ばかりを想定し、今、地震があったら死ぬだろうと思う。そう思いながら、それもいいなと思う。
 それから、数度、意識を失い、最終的に起きたのは午後四時だった。薄い意識と戦いながら、それでも何か口にしなくてはならないと思い、部屋着のまま、やっとの思いで自宅マンションの一階にあるコンビニへ行く。それを、一日中、玄関の前でブラブラしているマンションの自治会長がジロリと私を射すくめて壁に追いやり、文字通り「ヒヒヒ」と笑う。「どうせ服も着替えず部屋でゴロゴロしているんだろう、飯も作っていないんだろう」と言う。
 自分の努力が何かの成果を生まなくても、誰かに頑張っているねと言われるだけで報われる気がする。そして、自分の人生には、つくづく、それがなかったなと思う。毎日の苦しさに加え、精神に障害を負うまで努力を否定され続け、障害を負って何もできなくなったら障害を負ったことさえも非難される、もう、そんな人生にはうんざりだった。うんざりしながらも、それを諦め切れない自分がいる。(序・終わり、明日に続く。)