今日も疲れが取れず眠いので端的に。誤字脱字があったら失礼。眼鏡が合わず、かといって外すと30㎝以上先が見えないのだ。
私はメルカリやYahoo!フリマで古雑誌を売っている。昔、関わった雑誌で、関係者なので毎号、送られてきたのだ(自分の作品が載っている物は筆者本が別便で来た)。
一応、サンプルとして何号かの写真を掲載しておいて、何号があるかお問い合わせくださいと書いて出品していた。そうしたら87号が欲しいという問い合わせがあった。
本棚を見ると、その号があり、販売可能ですと返事をすると、即、注文があった。しかし、87号、なんか聞き覚えがあるな… と思っていた。
その号の特集は遠藤周作没後10年だったが、もうひとつ、目玉作品があった。なぜか私は編集部に関わりがあって、その作品が掲載された経緯を知っている。
25歳で自殺した人の作品で、ある大学の出版会から出ていた雑誌だから、母校の雑誌に掲載してほしいとのことで寄せられたのであった。
ちなみに私は、社会人になって、その大学に入学しているが、病気が酷くなり働けなくなり、学費も払えなくなり除籍になっている。
掲載の是非ついては色々と考えたと、編集会議だか理事会だかで編集長が言っていた。結果、その文学性のみに着目し掲載することにしたとのことだった。
確かに文章は粗削りで上手いとは言い難いのだが、その稿量を始めとしてパワーのある作品だった。粗削りさも、それを強調した。
私は、そういう読み方はしないのだが、紙を切って挟んでメモ書きなどがしてある。号数を覚えていたこととともに、理由は、よく判らない。
ちなみに発行は2006年らしい。その時期、その雑誌から手を引いていたと思うのだが、どうしてだろう。
さて、肝心な作品の方に話を戻すと、編集部には出版したいという出版社が殺到し、断るのに大変だったと聞く。
私はそれを聞いて、どうせ発表したんだから本にすればいいのではないの? と、当時は思った。その作品が読めるのは、今も昔も、その雑誌のその号だけらしい。
私の雑誌を買った人に、その作品のところが読み込まれているが良いかと訊いたら、実は、その人も、その作品を探し回っていたという。筆者が友人の兄弟らしい。
今、ちょっと相場を見てみたのだが、なんと時価6,000円で入手困難とのことだ。私は、どうせ只で貰ったのだからと全巻均一送料込み700円で売っていた。
まぁ、荷物を減らしたいので、値段は、どうでも良い。ただ、もう読むことは、たぶんないのだろうなと思うと、なんか妙な気分だった。
自殺するしない関係なく、52歳の私に25歳の彼と同じ熱量の文章が書けるわけがないし、参考になりえるとは思わない。
なんか頭が上手く働かなくて上手く書けないけれど、妙な後味だけが残った。しかしなぁ、相場を見てみたら私が書いた号は在庫がダブついている…。
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