遺書。

死ぬまで生きる。その記録です。毎日、午後9時更新。

怖い夢を見た。

 いつも、滝のような汗をかいて夜中に何度も目が覚めるのだが、昨晩は何度も目が覚めたものの滝のような汗はかかなかった。

 ただ、よく覚えていないが怖い夢を見た。昨日、高校の同級生とLINEで話をしたときのことを思い出してだと思う。

 昨日、私の両親が亡くなったことを、初めてLINEで教えた。相手も独りっ子であり、他人事でないと言う。

 しかし、何が辛いって、親戚がいないというのが辛いよと言うと、同級生の場合、親戚は揉めているパターンが多いという。

 だいたいが、もっと先の代の遺産の相続で揉めて、そこから関係がギクシャクしているという。

 そんなことを思い出しながら寝たのだが、親戚が誰もいなくなって何が怖いというのも、相談したりできる人がいないということが怖いのではないということだ。

 父が死んだとき、私は兄弟はいないのに母と遺産で揉めた。

 母は遺産相続など本来は不要な手続きであり、父の預金の名義も何も変えなくて自分で使い続ければいいのだ、それを、私が遺産をブン捕るために嬉々として動いているのだと私の足を引っ張った。

 そのとき、すでにしていた手続きは生命保険の請求と年金事務所への死亡届の提出だったのだが、それで私は一銭も金は入ってこない。

 父の預金は自分のものだと言って預金通帳を渡さないし、どこに口座があるか判らず、かなり足手まといになった。

 結局、ほぼ私が遺産放棄に近い形で相続をし、そのために先日、母が死んだら、本来は税金など掛からないのに、母が持って行った父の預金を相続するために相続税が発生してしまった。

 今、また母の預金の相続手続きをしているが、相続の手続きというと当時のことが思い出されて気分が悪くなってしまう。

 親戚がいないのは辛い。しかし、そんな母のような親戚なら、いた方が、かえって辛いかもしれないなと思い、夢にまで見た。