遺書。

死ぬまで生きる。その記録です。毎日、午後9時更新。

自分自身なんか褒められるはずがない。

 今朝も朝起きて一番に思うことは「死にたい」だ。そして役所が開くと同時に担当の保健師さんに泣いて電話をする。

 自分を褒めていますか? と言われる。最低でも自分くらいは、自分を褒めましょうよと言われる。

 しかし、自分を褒めようとすると、昔の嫌な記録が思い出される。実は胸が苦しくなり、訪問看護が来たら不整脈が見付かった。心臓神経症らしい。

 私は子供のときから、作文や絵画といった芸術分野が得意で、絵画が県展に入賞したり、作文が市か何かの機関誌に載ったこともあった。

 しかし、それを、母はビリビリに破った。こんな見っともないものを発表しやがって! 恥さらしが! と私を怒鳴り、私を殴った。

 それでも賞状だけは取っておいたのだから、まぁ、一応は入賞したことを誇りに思っていたのだろうとは思う。

 良い物を書かなければ書かないで母に叱られるし、良いものを書けば、母に殴る蹴るされる。

 それでも、入選して周囲の大人に褒められることは嬉しかった。今も、保健師さんには、それを求めて電話をしているのだろう。

 自分ではなく誰かに褒められる存在でいたい、それが私だ。